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古代ローマについて
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アウグストゥスの日時計

SOLARIVM・AVGVSTI

モンテチトーリオのオベリスク

初代皇帝アウグストゥスが紀元前10年に築いた古代世界最大の日時計。当時はローマの北の城壁外であったカンプス・マルティウス(マルスの野)に、フラミニア街道に面してアラ・パキス(平和の祭壇)とともに建設。アウグストゥスがエジプトを征服したことの象徴として、現在のカイロ近郊にあった古代都市ヘリオポリスから運んできた高さ30mの赤色花崗岩のオベリスクを指針に用い、大理石の敷石に金メッキした青銅で文字盤を刻んだ。太陽は季節によって高さが変わるため、オベリスクの先端の影が示す位置で、時間だけでなく月日を知ることもできるカレンダーの機能も果たしており、大理石に刻まれた目盛はアウグストゥスの誕生日である9月23日が中心になっていたという。


アウグストゥス時代のカンポ・マルツィオ北部の模型
(アラ・パチス博物館)

建造時は当時制定されたユリウス暦に基づいて設計されていたが、地震や洪水の影響か、約80年後のウェスパシアヌスティトゥス治下の博物学者であったプリニウスは、すでにアウグストゥスの日時計が正確ではないことを指摘している。指針のオベリスクは、現在は土台しか残っていないアントニヌス・ピウスの記念柱のその土台の浮き彫りにも描かれており、ローマ帝国崩壊後の8世紀にも立っていた記録があるが、やがて倒壊して埋没。1512年に再発掘された後、1789年に教皇ピウス6世によって現在はイタリアの下院議事堂となっているモンテチトーリオ宮殿前の広場に移設され、日時計の役目は失ったものの、今に至っている。


現在のヨーロッパの日時計
(ミュンヘン/フラウエン教会)
時刻だけでなく、暦の目盛もある

| MONVMENTA(遺跡) | 00:06 | comments(1) | trackbacks(0) |
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コメント
日時計の事を調べていたら、こちらの方にたどり着きました。写真付きで楽しかったです。ありがとうございました。
| みかこ | 2013/11/21 1:33 AM |
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